5.22.2009

つきちゃんとのお別れ

先週の月曜日、ハムスターのつきちゃんが亡くなって、実はその遺体を家の裏のお花がいっぱい咲く場所に埋葬(←本当はいけないんだけど)しようと思ってました。

ところがいざ埋葬となるとどうにも、、、
さらにその日は雨がザーザー降っていたのでこんな時につきちゃんを埋葬するなんて、はっきり言ってありえなかったんです。。

色々考えた結果、ペット専用の火葬場で最期のお別れをすることに。

ドイツには日本のように火葬自体が一般的ではないので、さらにペット専用となるとなんとドイツ全体でまだ8~9箇所しか施設がないんです。
(火葬場から出る煙が人間や環境に害を及ぼすと言われていて、なかなか新しい火葬場を建設するのが難しいそうです。)

そのなかで割とフランクフルトに近く、電話での対応もとても感じの良かった所に決定。
デュッセルドルフ近郊のウェーゼル(Wesel)言う町のペット専用火葬場に、一昨日行ってきました。


中に入ると優しそうなお姉さんが対応。つきちゃんとランド氏と私を『お別れの部屋』に案内してくれました。
受付


大きな窓から陽の光が沢山入るその部屋では静かに音楽が流れていて、つきちゃんを専用の皮のクッションに乗せてからしばらく色々話しかけたり、なでたり、、、
まさかとは思いましたが、二人ともやっぱりまた号泣してしまいましたねぇ~。。。


その後、火葬専門のお兄さんがつきちゃんを迎えに来て、どういう風につきちゃんが火葬されるかを説明。
焼き場に行くとつきちゃんの小さい体に対して釜があまりにも大きく、一瞬怖くなりましたが、これでいいんだと言い聞かせ、もう一度お別れ。

お兄さんが釜を開けると一気に800度の熱風が私達を一歩後ずさりさせます。
そして専用のケースに入れられたつきちゃんが釜の隅っこの方に置かれ、扉が閉まりました。

小さいから15分くらいで終了するとの事で、その間、先ほどのお姉さんが私達にお茶を入れてくれたり、話し相手になってくれたり。
彼女の本職は動物のお医者さんと言う事で、もちろん病気の動物と日々対応。
小さくてもかけがえのないファミリーを亡くした私達に、とても大きな理解を示してくれました。



ペット専用の骨壷。


他のペット達と共に火葬後の骨を埋める共同墓地。


私達は、もちろん一緒に家に帰ってきましたよ。
いずれ素敵なつきちゃんの写真も飾ろうと思います♪


今回つきちゃんを火葬するにあたって、義理母からは『そんな大げさな、、、』とかなりビックリされたみたいです。
火葬料金もそうですが、ウェーゼルと言う町に車で行った為、レンタカー代やガソリン代も含めると250ユーロ(3万ちょっと)はかかったかと思われます。

それでも私達はやっぱりこういうお別れが出来て、本当に良かったと思ってます。

人それぞれ色々な考え方はあると思います。
でもペットと飼い主の絆って、他人には絶対に理解できない部分があって、それを評価する権利も他人にはないと思います。(ちょっと強い言い方かもしれませんが、、、)

とにかく今回、私達がつきちゃんに対して持っていた愛情にこの様な形で終止符を打てたことは、とても幸せな事でした☆