4.30.2009

ツーカーの仲

うちのランド氏は典型的なドイツ人。
何でも言葉にしないと理解してくれません。

言わなきゃ、言わない自分が損をする、言葉にできない自分が悪いと言うコテコテのドイツ人思想を持っているので、日本人が人間関係において理想の一つとする、『あうんの呼吸』なんてものは彼からすれば、まったく理解できない話なのです。
(そんな事を期待して、相手の意思を取り違える方がよっぽどバカバカしいって思ってる)


しかし、一件そんなクールな面を持つドイツ人。
面白い事に彼らは昔からこんな言い回しを知っています。

夫も妊婦になる』 Der Mann wird mit schwanger/ Auch Mann ist schwanger

どういう事かというと、妊婦に良くある症状が夫にもでるって事です。
例えば、情緒不安定になったり、食欲が旺盛になったり、偏頭痛がしばしば起こったり、寝ても寝ても眠かったり、、、

これはCouvade-Syndrom(クーヴァード症候群)として医学的にも証明されており、日本でも福島県や岩手県では『トモクセ』とか『男のクセヤミ』といって男のつわりとして知られているみたいです。


ちょっと話がそれましたが、じつはこの症状がランド氏にも顕著に現れてます。
そう、

言葉に出さなくても、ランド氏は私のつらさを分かってくれる


のですっ!!


例えば私の妊娠が分かってから、同じ様に年中体がだるいと嘆いていたり、頭痛が頻繁に出たり、すこ~し感情の突起があったり、、

最近はますます妊婦バイオリズムが同じになったのか、朝起きると一緒に偏頭痛で頭をかかえていたり、2人でブーブーオナラをしていたり(←妊婦はホルモンの変化で腸の動きが弱まり、ガスが溜まりやすくなるんですっ!)、10時間以上通しで寝てしまったり、、、


今朝なんて目覚ましが鳴って伸びをした瞬間、今までにないほどひどいふくらはぎの攣りを感じ思わず『イテテテッ!!』と叫んでしまったんですが、横でまだ寝ているランド氏におはようを言うと、

『足が攣った・・・』と一言。


マジッすか・・・!?( ̄ー ̄;


しかも同じ左ふくらはぎって言う。。。 これにはホント笑ってしまいました。

※妊婦の足が攣るのは運動不足やカルシウム不足が原因らしいです。



とにかくこれだけ一緒に妊娠に伴う症状を身をもって体験してくれるランド氏、私はこれをランド氏との9年来の付き合いで、初めてのツーカーの仲、まさに、あうんの呼吸だと認めざるを得ないわけなんです。。。