ところ変われば・・・
良く、『ドイツでは北に行くほど標準語、南に行くほど訛りが強い』って聞きますけど、実はそんな単純なものではないんですっ!
皆様ご存知、日本に沢山方言が存在するように、ドイツにも東西南北、色々な方言が存在します。
例えば北ドイツのハンブルクやブレーメンでは『低ザクセン語』(Niederdeutsch・Plattdueuetsch)が話されており、das (ダス/これ)や muss (ムス/~しなければいけない)が dat (ダット)やmut (ムット)になります。
さらに、もっと北の北海沿岸(ランド氏の両親の出身地)ではフリジア語といってオランダ語に近いドイツ語が使われています。
またドイツの首都ベルリンにも非常に強い訛りがあり、有名なところで゛ich゛(イッヒ/私)を゛ick゛(イック)と言ったり、auch (アオホ/~も)を ooch(オーフ)と言ったりします。
そしてなんとここ、ドイツ証券取引所があるフランクフルトにも、もちろんあるんです、訛りがっ!!
まぁ詳しく言うと、フランクフルトの州、ヘッセン州方言なんですがね。
例えばフランクフルト/オッフェンバッハ地域では語尾に絶対 ・・・ gell? (ゲル/でしょ?) がつきます。
皆がみんな、喋りながら『ゲルゲル』言っているもんだから、最初は聞いて笑いが止まりませんでした・・・(ちみ達、カエル??)
さらに danke (ダンケ/ありがとう)が dange (ダンゲ) と鼻にかけて濁ったような発音になります。
もっとすごいヘッセン方言を聞きたい方はコチラをクリック←
(ドイツ語がある程度できる人じゃないとこの凄さは分からないかも・・・)
さてさて、いつもの様に、前置きが長くなりましたが(笑)、タイトルの『ところ変われば・・・』。
なんと実は、最近私も何だかヘッセン訛りを喋るように??
例えば
『ちょっとそれ下に下ろしてくれない?』
Holst du das bitte mal runter?
(ホールストゥ・ドゥ・ダス・ビッテ・マール・ルンター?)と言うところを
Holst du das bidde ma runner?
(ホールストゥ・ドゥ・ダス・ビッデ・マー・ルナー?)
と言ってみたり、
スーパーで買い物したあと、レジのおばちゃんに Schönen Tag noch!(良い日を!)と言われて danke Ihnen auch! (ダンケ・イーネン・アオホ/ありがとう、あなたも!)と言うところを dange Ihne aach (ダンゲ・イーネ・アーフ)と言ってみたり。。。
決してヘッセン語を使おう!とか思ったわけじゃないんですよっ!
自分で言ってて、『・・・ありゃ??なんか今、訛ってた私??』って後から気づくんです。。。(^^;)
そう言えば昔、神戸に住んでた時もかなり早くから関西弁で仕事をこなし、ウィーンにいた時はドイツ語より先にウィーン訛りを習得し、そしてそれがドイツに来た瞬間全く使えなくなったりと。。。
ところ変われば、言語も変わり、人も変わってコミュニケーションの仕方も変わってくる。
色々な土地に住んでみて、地元の人々に手っ取り早く溶け込んで行く方法が、『そこで話されている言葉を話す』って言う事を、どうやら知らず知らずに身についたんだなぁと、自己分析してみた今日この頃なのでしたぁ~ (^.^)ゞ
ま、でもさすがに『ゲル』は使いませんけどぉ~☆ ってか絶対使いたくないっ!!
2 Comments:
おもしろいねー!勝手に訛りを覚えちゃうんだね!!
今日は久しぶりにブログを見たので、昔のものも見たりして、面白かった!
ランド氏がつきぴーに餌付けしてるのとか、可愛かったよ~。
英語がんばってね!!
みほより
みーぽー!
コメントありがとぉ~~☆
つきちゃんは昔噛み癖があったんだけど今はまーったく噛まなくなってね!
最近はもっと人懐こくなって、とくにランド氏の声に反応。
彼が帰ってくるととすぐケージをガジガジ「出してー!」コールでお出迎え。
私の声にはとんと反応しないんだが・・・ポリポリ
逆にたいようは私の声やニオイの方が落ち着くらしい。
おもろいねぇ~(^.^)ノ
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